中小企業向けに新型コロナウイルス対策として実施した、民間金融機関を通じた実質無利子・無担保融資（ゼロゼロ融資）の返済が2023年度に本格化することを受け、近畿経済産業局（以下「当局」）では本年9月に近畿管内の信用保証協会及び中小企業活性化協議会（以下「活性化協議会」）と連携協定を締結し、中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの促進を強化しています。

こうした中、資金繰りや財務体質改善にお悩みの事業者による「どのタイミングでどこに相談したら良いか分からない」といった声に応えられるよう、当局では、経済産業省が提供する経営分析ツール「ローカルベンチマーク」※を発展させ、各企業に適した相談先を提案する機能を追加した「ローカルベンチマークAct(ロカベンAct）」の提供を開始しました。これにより、中小企業による活性化協議会の早期・自発的な活用を促します。

ローカルベンチマークActはこちらからダウンロードできます。
（「ロカベンAct」で検索いただいても結構です）
https://www.kansai.meti.go.jp/2chuusyou/saisei/rokabenact01.html

支援機関の皆様におかれましては、支援先の中小企業・小規模事業者に本ツールのご活用による簡易的な自己診断をお勧めいただき、収益力改善に向けた活性化協議会等への早期のご相談に繋げていただければ幸いです。

※ ローカルベンチマークは、経済産業省が作成した「企業の健康診断」を行うツール。
　 企業の経営者と金融機関・支援機関等が対話を行いながら、経営の現状や課題を相互に理解することで、個別企業の経営改善等を目指すものです。

（担当）
近畿経済産業局　産業部　中小企業課
電話番号：06-6966-6023

• ツイート