ごあいさつ

 この度、令和6年6月24日開催の第69回通常総会におきましてご承認をいただき会長に就任することになりました安藤源行と申します。

 長い歴史と輝かしい伝統を持つ京都府中小企業団体中央会の会長職を務めさせていただくことは私にとりまして大変光栄なことでありますが、一方で、会員数445組合、傘下組合員5万社を超える府内最大規模の団体の舵取りを担うという責務の重大さに身の引き締まる思いが致します。

 就任にあたっての抱負を申し上げます前に、本通常総会をもって退任されます19名の役員の方々、とりわけコロナ禍という非常に難しい時期に京都府経済界を見事に牽引いただいた阪口雄次前会長の多大なご功績に、あらためて、心からの敬意と謝意を表しますともに、副会長として様々な観点から中央会活動を支えていただいた早瀬隆之、山下信幸、舞鶴一雄氏のご尽力に深く感謝の意を込めて御礼申し上げたいと思います。

 さて、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、生活が戻り、観光業等を中心に、経済の緩やかな回復が進みつつあります。

 しかし、一方で、私ども中小企業・小規模事業者にとっては長引く円安、エネルギー・輸入物価の高騰、人手不足、価格転嫁の困難さ、最低賃金の引き上げなど厳しい情勢が続き、乗り越えないといけない課題が山積しております。

 我が国の経済は現在大きな転換期を迎えており、中小企業、小規模事業者にあっては経営者自らが自己変革力を身につけ、主体的な経営計画により、基盤を強化し、持続的な成長に向け、更なる経営改善を実践することが求められています。

 中央会としましても、皆様がこの厳しい経営環境を克服し、経営発展されるよう役職員一同、現場視点の基本に立ち返り、課題解決と困難克服に取り組んで参ります。

 結びにあたり、行政並びに関係諸団体のご指導、ご支援並びに会員皆様のご協力を心からお願い申し上げます。

京都府中小企業団体中央会
会長 安藤 源行