組合設立の効果

中小企業は、規模が小さいうえ、資本が少ないなどのため、近代化や合理化に立遅れ、また、取引の面でも不利な立場に立たされるなど多くの問題を抱えていますが、力の弱い中小企業個々では、これらの問題を解決することは困難であります。

しかし、弱い力もこれを結集すれば大きな力となり、個々では不可能なことも可能となってきます。中小企業の組合は、中小企業者が力を結集し、互いに協力することによって、経営上抱えている種々の問題を解決しようとすることをねらいとする組織です。

組合には種々なものがあり、その目的も組合により異なっており、したがってその効果も異なる場合がありますが、効果の主なものとしては、次のようなものをあげることができます。

   1. 経営の近代化・合理化
   2. 業界の秩序維持・経営の安定
   3. 業界全体の改善発達
   4. 知識集約化・福祉経済への対応
   5. 中小企業施策への意思反映
   6. 中小企業施策の受容